>   >   >  三脚の持ち込みができない場所での夜景撮影

  • 三脚の持ち込みができない場所での夜景撮影

  • るんるん気分で夜景撮影場所に到着して、こんなマークがあると焦りますよね。そう、夜景撮影の大敵である三脚禁止マーク。そうなると、カメラを手すりなどに置いて撮影するなど、大変困難な撮影となります。

    そこで、自由雲台にプレートを取り付けた自作キットが大活躍。雲台+2,000円程度で作成でき、東急ハンズであれば、お店に加工をお願いすることができます。


    雲台の設置位置を後方にすることで、レンズを45度下方向に傾けても安定しています。



  • 制作方法
  • 東急ハンズ等で厚さ1.5cmの木板を購入。これを15cm×20cmほどにカッティング。怪我や傷防止のため四隅を斜めにカット。さらに、角から10cm・5cmの場所を中心に直径3cm、深さ1cmのところを円形にくり抜きます。(なお、円形くり抜きのサイズは、追って紹介する止めネジの仕様によって異なりますので、ご注意下さい。文中の寸法は【アマゾンオリジナル】 ETSUMI メタル止ネジII ETM-83888 に準じた寸法です。)

    その後、底面に滑り止めのウレタンを接着します。東急ハンズには両面テープのついたウレタンが販売されています。


    くり抜き面をアップします。ウレタンの切り面がぼろぼろなのはご愛敬。


    また、雲台と自作プレートを接続するために、【アマゾンオリジナル】 ETSUMI メタル止ネジII ETM-83888を利用しました。

    ちなみに、止めネジを取り付けた状態は次の通りです。



  • 注意点
  • NikonD800に、Carl Zeiss Distagon T* 3.5/18、Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50を利用していますが、支えきれないような状況はありませんでした。ただし、大型ズームレンズを利用する場合は、支えきれない可能性もあります。

    また、プレートを載せられる奥行きが狭いなど、プレートの設置環境によってはズームレンズや望遠レンズなど、全長が長いレンズは利用できない場合もあります。

    なお、東京都庁では、2016年時点ではカメラ自体を固定することを禁止されていますので、本手法を利用することはできません。


    次へ さらに、高さ調整できるようにしよう

      

  • 目次

  • 夜景撮影のコツ

    レタッチで仕上げる

    夜景撮影機材