Canonのミラーレスと、Nikon一眼レフで撮影した夜景写真を比べる異色記事。結論から話しますと、ブログ・SNS投稿するような大きさの写真であれば、大きな差はありません。
では、さっそく比較写真を紹介。まずは、ミラーレスのCanon EOS M + EF-M18-55 IS STMで撮影。 （ボディ、レンズ共に発売時期2012年、ボディ＋レンズの発売時 実勢価格5万円) 撮影場所 鉢巻き展望台 (神戸市)
次に、Nikon D700 + Zeiss Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 (ボディ発売時期2008年、発売時の実勢価格30万円、レンズ発売時期2007年、発売時の実勢価格8万円）
ミラーレスの写真は、夜景写真家の伊藤直子さんにお借りした写真です。撮影時期が異なり、露出も異なるため正確な比較はできませんが、ミラーレスの写真をもう少し長時間露光すれば、ほぼ、同じような写真に仕上がるでしょう。
撮影機材の価格差は約８倍もあるのに、仕上がる写真は、それほど変わらない。正直、この記事を執筆している自分自身もミラーレスの性能に驚いています。
そこで、等倍で確認してみます。
1,800万画素のCanon EOS Mで撮影された画面中央部を等倍にしてみます。
次に1,210万画素のNikon D700を等倍にしてみます。D700の方が画素数が少ないため写真が小さくなります。
ざっくりした見た目を比較すると、一眼レフの方が写真に立体感を感じます。特に右端の煙突を比較すると分かりやすいでしょうか。おそらく、ここはカメラ本体の画像処理エンジンの違いでしょう。
また、ビルやクレーンの航空障害灯（赤いランプ）が、ミラーレスはギザギザ感を感じます。おそらく、ここはレンズ性能の差でしょうか。
一方、Canon EOS Mの画素数は、Nikon D700の1.5倍となるため、ビルの窓が鮮明に表現できています。発売時期が4年新しいことによるメリットでしょう。
ただ、いずれにせよ写真を小さくしてブログやSNSに投稿する写真であれば、ミラーレスでも一眼レフに大きな差はないと考えられます。
私はミラーレスを所有していないため、本記事作成にあたって夜景写真家 伊藤直子さんより、EOS Mで撮影された写真を借用させて頂きました。有り難うございました。
数少ない女性の夜景写真家で、写真展を開催など幅広い方面で活躍されています。運営サイト「Yakei Memory」では、花火写真など素敵な写真が数多く紹介されています。
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