最後は、京都・奈良・和歌山を一挙紹介。本エリアでは、新日本三大夜景の若草山や、万人にはおすすめできない夜景上級者向けの夜景スポットなどを紹介していく。
紅葉シーズンの京都は休日も平日も大混雑。特に開催寺院が限られる夜間拝観は行列必至。そのようななかで、京都で唯一と思われる穴場紅葉＆夜景スポットが将軍塚 青龍殿。タクシーや車でしかアクセスできないのがその理由。なお、京都で有名な夜景スポット「将軍塚（夜景100選）」とは別スポット。将軍塚から100mほど離れた寺院で、毎年春と秋のみ夜間拝観が行われています。
園内には2ヶ所の眺望ポイントがあり、西展望台からはライトアップされた紅葉と青龍殿、そして京都市内の夜景を見下ろせます。そして2014年に完成した大舞台は、ガラスの茶室が設置された木造展望デッキで、モダン京都を感じさせてくれます。なお、将軍塚の駐車場は24時間無料で利用可能。さらに遊歩道を使って徒歩20分程で将軍塚から円山公園まで行けるので、将軍塚にクルマを停め、帰りはタクシーで戻ってくるという裏技も。
> 将軍塚青龍殿 大舞台 将軍塚青龍殿 西展望台 公式サイト
[最寄り駅] 地下鉄東西線 蹴上駅 タクシーで10分。約1,000円。
京都府と滋賀県の県境を縦走する比叡山ドライブウエイは、夜景の宝庫。京都と大津市の2都市の夜景を楽しめるのが面白い。もちろん夜景100選。秋には琵琶湖を眺められる夢見ヶ丘では、紅葉が美しくライトアップされる。
比叡山ドライブウエイ・奥比叡ドライブウエイには5ヶ所の夜景スポットがあるが、そのうち4ヶ所は車窓から夜景鑑賞できるのが特徴。お気に入りのBGMを流して、珈琲を片手にゆっくりおしゃべりできるのが嬉しい。さらにこのドライブウエイには「星野リゾート オテルド比叡」が鎮座。ホテルからも夜景が楽しめるので、記念日に利用したい。もちろん宿泊者は通行料無料。
[アクセス] 京都駅から車で約40分
まず始めに伝えておきます。山頂まで舗装された道路ですが、対向が難しい山道で、順路も複雑でgoogleストリートビューに掲載されない道。つまり山道運転に慣れた夜景上級者向けスポット。万人にお勧めできるスポットではありませんが、関西のお薦め夜景スポットとして紹介しないわけにはいきません。このような立地にも関わらず夜景100選ですから。
駐車場と展望広場は隣接しており、車を降りてから迷うことはない。緩やかに蛇行する木津川に、京都府南部だけでなく枚方市まで見渡せる。そして時折通過する鉄道のコトコト音が心地よい。そう目と耳で夜景を楽しめるのだ。なお照明は全くなくデートで訪れる場合は、できれば月夜の日がベストだろう。
[アクセス] 私の母校 同志社大学田辺キャンパスから車で30分程。
新日本三大夜景のひとつ若草山。初めて聞く方は「奈良の夜景がそんなに凄いの？」と疑うだろう。しかし、夜景は都市の規模に比例するものではない。光の織りなすデザインや、夜景を眺める環境などの条件が揃うことで、最高峰の夜景となる。
駐車場から展望広場まではフットライトで照らされ迷わない。新日本三大夜景に登録される前は真っ暗であったが、夜の安全性を配慮して改善された。展望広場からは、奈良市だけでなく京都タワーまで見渡せるスケール感。ざっと180度以上あるだろう。フットライトで控えめに照らされた展望広場により、上質な夜景に魅せている。また、運が良ければ鹿にも出会えるであろう。
[アクセス] 奈良駅から車で約30分
夜景があまり無さそうなイメージで、実は豊富なのが青森県と和歌山県。展望広場は2ヶ所あり、遠い方の展望広場は北西方面の夜景も見られる。また、駐車場からも夜景が楽しめ冬季でも暖かい車内から夜景鑑賞できる。
で、県外の方には知られていませんが、3月下旬には桜と桃の競演が楽しめる。展望広場には桜が咲き乱れ、眼下には和歌山の桃源郷「桃山町」が広がる。この時期を狙って、夕暮れ前から景色の移り変わりを楽しみたいですね。
> 最初ヶ峰展望所
[アクセス] 和歌山ICから車で約40分
地図をみると複雑そうな山道に見えますが、センターラインの快適なドライブコース。急勾配な山の中腹に展望ポイントがあり、町までの距離も比較的近いため、町の規模からは想像できない大規模な夜景が広がります。いわゆるギャップ萌えですね。
運転中も車窓から夜景を楽しめるので、助手席に乗る彼女に喜ばれること間違いなし。みかんの丘には、駐車スペースもあるので安全に停車して車窓から夜景鑑賞できます。
> みかんの丘
[アクセス] 有田南ICから車で約15分。
いかがでしょうか。私が自信をもってお薦めする夜景スポットを紹介しましたが、関西には300ヶ所ほどの夜景スポットがあります。自分だけのお気に入りの夜景スポットを見つけてみてはいかがでしょうか。
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