全国的に知られる夜景スポットが少ない四国ですが、瀬戸大橋やしまなみ海道などのライトアップから、製紙工場の工場夜景など様々なタイプの夜景を楽しめます。
四国の夜の観光やドライブに夜景を組み合わせて、旅がもっと楽しくなる視点で四国の夜景を紹介していきます。そんな夜景スポットを、世界2,000ヶ所以上の夜景を巡ってきた新日本三大夜景・夜景100選事務局代表の縄手真人がご紹介。
四国で最もロマンティックな夜景スポットとして外せないのが、天使のすむ丘 サン・アンジェリーナ展望台。なんと、結婚式場の敷地内が展望デッキになっているのです。挙式が行われていない時間帯であれば、誰でも利用できるのも嬉しい配慮ですね。もちろん夜景100選。
展望空間はウッドデッキで、十字架がイルミネーションで着飾られたお洒落空間で、カップルはもちろんのこと、お子さま連れでも安心して訪れられます。
ちなみに、こちらへ訪れる時には瀬戸大橋のライトアップがされているか確認してから訪れてくださいね。ライトアップスケジュールは本四高速公式サイトで確認できます。
[アクセス] 瀬戸中央道 坂出ICから車で約10分。
瀬戸大橋の島々を楽しめる屋島。かわら投げなどを楽しめる観光名所にもなっていますが、地元ではデートスポットにもなっています。こちらも夜景100選。
さらに2017年7月より有料だった屋島ドライブウエイが無料化(ただし駐車場は300円/回)され、これまで以上に気軽に訪れられるようになりました。路肩にクルマを停めて車窓からも夜景観賞できるポイントもありますので、寒い日でも喜ばれますよ。
[アクセス] 高松駅から車で約20分。
香川県で最後に紹介したいのが青ノ山。先ほどの「天使のすむ丘 サン・アンジェリーナ展望台」からクルマで15分程の距離にありますが、観光客が訪れないようなスポット。全線舗装されているものの、対向困難な道であるため初心者ドライバーにはお勧めできませんが、香川県で最もスケール感ある夜景を期待できます。
駐車場からも夜景観賞できますが、写真のポイントは駐車場から徒歩5分ほどのポイント。懐中電灯必須で、明るいうちに到着しておくのがお薦め。こちらも瀬戸大橋のライトアップがポイントですので、ライトアップスケジュールの確認をお忘れ無く。
> 青ノ山
[アクセス] 瀬戸中央道 坂出ICから車で約10分。
四国で最も知名度のある夜景スポットといえば、夜景100選「眉山」だろう。山頂までロープウエイで繋がり、さらに2007年には映画「眉山」で知名度が広がりました。
眺望ポイントは2つあり、こちらはロープウエイで登ったところにある展望広場から撮影。吉野川と紀伊水道により、まるで海上に浮かぶ都市のような光景。
こちらは、ロープウエイ山頂駅から徒歩8分(クルマなら1分)のところにある花と鳥の展望広場。穴場感もあり雰囲気は四国トップクラス。ベンチに座ったまま、今徳島市北部が広がります。ドライブデートのテッパンともいえる眉山は四国旅行で外せないポイントです。
[アクセス] 徳島駅から車で約20分。
徳島県で眉山以外での夜景スポットのピックアップには少々悩む。眉山のレベルが高く匹敵するスポットがあまりないのだ。そのようななかで向麻山公園を選んだのには訳がある。
夜景のスケールは驚くほどではない。でも、山頂まで車でアプローチでき、開放感も抜群。クリスマスシーズンになれば、山頂はイルミネーションで彩られ、とても雰囲気が良い。夜景って、光量だけではなくトータルバランスで決まることが分かるスポットだ。
> 向麻山公園
[アクセス] 徳島駅から車で約40分。
日本最古の温泉「道後温泉」の松山にある夜景スポット。初めて訪れたのは90年代であったが、いまでもこの夜景を目にしたときの感動は忘れられません。
松山城の麓に広がり町並みは美しいのですが、光量は県庁所在地としては一般的。では、なにが感動的かというと・・・
展望塔の環境です。まるでドラマのワンシーンに出会ったかのような空間で、いつまでもその場から離れたくないようなそんな魅力をもった公園なのです。
少々坂道を歩きますので、ここで夜景を眺めてから道後温泉へ向かうのがベストでしょうか。
> 松山総合公園
[アクセス] 松山駅から公園麓まで徒歩20分、公園内を徒歩12分
年間50日ほどしかライトアップされない来島海峡大橋を一望できる展望台。世界初の3連吊橋のライトアップは雄大で、一度は眺めてみたいプレミアムな夜景でしょう。
女性のネックレスのような美しい光景に、さらに海面に照らされる様子も感動的。ライトアップスケジュールは本四高速公式サイトで確認できます。
> 亀老山展望公園
[アクセス] 今治駅から車で約20分。
少し遠目に製紙工場夜景を見下ろす夜景100選スポット。アクセス道路も快適で、初心者ドライバーでも楽々到着。
展望台からは約150度のパノラマ夜景が広がり雄大。展望台も整備され照明設備もあるためデートやファミリーでの夜景観賞も安心できます。
> 具定展望台
[アクセス] 松山道・三島川之江ICから車で約15分。
「四国で一番の穴場夜景スポットは?」と質問されたら、私は冨士山公園(とみすやま)と答えるだろう。
大洲ICから10分ほどで、アクセス道路も良好。展望台脇まで車でアプローチできて、視界は180度越え!そして、私が2016年に取材するまで夜景スポットとしてネットで紹介されていなかったほど、知られざる夜景スポットなのです。
ちなみに、この夜景を最大限感じ取るにはタイミングが大切。雄大な山並みをバックにした町明かりが広がる夜景スポットなので、トワイライトタイムか、月明かりがある夜に訪れ、山並みが視認できるタイミングを見極めましょう。
> 冨士山公園
[アクセス] 松山道・大洲ICから車で約10分。
四国エリア最後の紹介は五台山。川越しに高知駅方面の夜景が広がり、四国ではここでしか見られないような夜景を楽しめます。
夜景に向かって突き出た展望台が印象的で、パノラマミックな夜景が目の前に広がります。高知の夜景スポットでは、五台山を押さえておけば問題なし。もし、夜景を眺めながらのドライブを楽しみたいのであれば、龍河洞スカイラインをお薦めしておきます。
> 五台山公園
[アクセス] 高知駅から車で約20分。
いかがでしたでしょうか。厳選して10ヶ所をご紹介してきましたが、私が取材しただけでも、四国には約100ヶ所の夜景スポットがあります。もっと夜景の世界に浸かってみたい方は、各都道府県の夜景リンクをたどって下さいね。
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