東海エリアのラストは静岡。静岡は夜景業界ではお茶と夜景の名産地といわれるほどの夜景の宝庫。130ヶ所以上取材からエリアを分けて5ヶ所を厳選紹介
高さ185mと県内最高峰の高層ビル最上階に展望回廊があります。結婚式場のスカイチャペルと併用していることもあり、展望回廊の利用できる日は公式サイトで確認する必要がありますが、眼下に広がる夜景は圧巻。東海エリアでの室内展望台としては最高峰に君臨するでしょう。
スカイチャペルにも使われるだけあり、雰囲気は抜群で申し分なし。さらに新幹線停車駅の浜松駅からも近いという利便性も嬉しい。通常は18時までの営業と秋冬のみ夜景が楽しめるスペシャルな展望室であるが、夏には夜間延長することもあるので、公式サイトでチェックしよう。
[アクセス] 浜松駅 徒歩3分。
夜景業界の共通ワード「茶畑あるところに夜景あり」。ここはその代表格で茶畑農道を登っていくと、焼津市を一望できるポイントに到着する。「焼津市ってこんなに光りがあったんだ!」と思ってしまう光量だ。
ご覧のようにサイドシート越しに夜景鑑賞できるのも嬉しい。ただし茶畑農道であるため、対抗困難な道路が続き、ガードレールもないところが多い。夜の山道運転に慣れた上級ドライバー向きである。ちなみに、高草山に向かう中腹にある笛吹段公園からも、高草山に匹敵する夜景が楽しめる。高草山を目指して登ったものの運転に困ったら、ここの駐車場でUターンしよう。
> 高草山
[アクセス] 焼津駅から車で45分。
静岡県で整備された眺望公園としては、他の追従を許さない梶原山公園。駐車場から外灯もない遊歩道を3分ほど歩く必要があるが、夜になるとカップルやグループが集まる人気夜景スポットである。夜景マニアを名乗る者で梶原山公園を知らないのはモグリだろう。市の許諾があれば夜景100選に認定された地でもある。
視界は広く日本平を中心に富士山から焼津市まで見渡せる。木々の生長で90年代後半より視界は狭くなったものの見事な夜景である。なお、高草山ほどではないが、こちらも道幅の狭い茶畑農道を走行する。夜の山道運転に慣れたドライバー向けであるのでご注意下さい。
> 梶原山公園
[アクセス] 静岡駅から車で約45分。
日本平ホテルで豪華デートはいかがだろう。2012年に全面リニューアルで静岡県屈指の高級ホテルに生まれ変わる。こちらのホテルの庭園は木村拓哉主演のドラマ「華麗なる一族」で万俵家のロケ地としても使われたことでも有名である。
6階にあるスカイテラスからは、日本平ホテルのライトアップされた庭園と清水港の夜景が広がる。トワイライトタイムであれば、富士山も眺められる。スカイテラスの隣にはアッパーラウンジが併設され、こちらからも夜景を楽しめる。ノンアルコールも用意されているので日帰りでも夜景を楽しめます。たまにはこんなデートプランいかがだろう。
[アクセス] 静岡駅から車で30分。
富士山と夜景の競演を楽しむのであれば香貫山がベストロケーション。90年代頃までは山頂まで車でアプローチできたが、現在は中腹から車道を歩いて登っていく必要がある。元々は車道であったため歩きやすく迷うことはないが、15分ほど坂道を登るため息切れするレベルだ。懐中電灯はできるだけあったほうが良い。
香貫山は地元のハイキングコースにもなっており、天気の良い夕暮れ時であれば誰かしら遭遇するだろう。そして、澄み切った天候には、写真のような富士山と夜景の美しいコラボレーション、駿河湾方向には夕焼けを楽しめる。
> 香貫山
[アクセス] 沼津駅から車で約12分+徒歩15分。
熱海城は夜間閉鎖されるが、熱海城前のバス停から夜景を楽しめる。山に囲まれた地形のため目線の高さまで街の明かりがあり立体的な夜景を魅せてくれる。
熱海城の最大の魅力は熱海海上花火大会である。夜景をバックに花火が打つ上がる様子は光の織りなす競演。特に、この花火大会は夏だけではなく冬にも開催されており、夜景が美しいシーズンに夜景と花火を一緒に楽しめる。もちろん、人も少なめで比較的ゆっくり鑑賞できるのも嬉しいですね。あ、ここは夜景100選の認定地にもなっています。
> 熱海城
[アクセス] 熱海駅から車で15分。
いかがでしたでしょうか。厳選して15ヶ所をご紹介してきましたが、私が取材しただけでも、関東には約300ヶ所の夜景スポットがあります。もっと夜景の世界に浸かってみたい方は、各都道府県の夜景リンクをたどって下さいね。
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