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実は、展望台は地上412mとNYのワンワールド展望台を凌ぐ全米No.1の高さ。
























ウィリスタワーとは

1973年に完成時は「シアーズタワー」という名称で、2009年にウィリス・グループ・ホールディングスが命名権を取得して現在の「ウィリスタワー」に名所変更。

高さは418mで、ニューヨークのワン・ワールド・トレードセンターに次ぐ全米第2位の超高層ビル。展望台は最上階103階で高さ412mと、実はワン・ワールド・トレードセンターの展望台「ワン・ワールド展望台」の381mよりも高く、全米一の展望台なのです。ちなみに、シカゴのもうひとつの展望台であるジョンハンコックセンターの展望台は300mです。



ウィリスタワーからの眺めと雰囲気

全米No.1の高さを誇る展望台ということもあり、トワイライトタイムからスタンバイ。東方向はシカゴ中心部のループエリアと、ミシガン湖を望む方向。徐々に空とミシガン湖がロイヤルブルーに染まり、次第に市電に囲まれたループエリアのビル群に明かりが灯っていきます。

北東方向を眺めると、ジョンハンコックセンターのあるマグニフィセントマイルエリア。シカゴで最も華やかなエリアで、シカゴ側沿いに高さ415mのトランプ・インターナショナルホテル&タワーなど、東京を遙かに凌ぐ超高層ビルが立ち並びます。

南方向を見てみましょう。南側には高層ビル群はなく、どこまでも続く「光の絨毯」が見て取れます。西側も同じく光の絨毯ですが、こちらにはビルから突き出たガラスデッキ「The Edge(ジ・エッジ)」が有名だ。無料で出入りできる空間ですが、常に10分ぐらいの行列ができていました。

そして北側を眺めてみます。こちらは超高層ビル群と光の絨毯を併せ持った立体感と奥行きある夜景。360度全て違った夜景を楽しめるウィリスタワーは、まさに全米No.1の高さを誇る展望台の名に恥じない光景です。

なお、ウィリスタワーはベンチなど座るところがなく、ジョンハンコックセンターと比較すると殺風景な展望台といえます。



展望台まで1時間ほどかかります

2015年9月22日(土)に取材。トワイライトタイムは19時のため余裕をもって17時半にウィリスタワーの麓に到着。まずはセキュリティチェックを受ける必要があるがこれは地下にあります。既に地上から地下に向かうエレベータ待ち行列となっていましたが、7分ほどで地下に到着。

地下に到着するとセキュリティゲートまでの行列。ゲートは1つしかなく20分待ち。セキュリティチェックを通過すると、記念撮影のための行列。正直パスしたいが、これを通過しないとチケット売り場に到着しない。ここで15分待ち。

写真撮影を通過すると、チケット売り場までの行列が約10分。その後、エレベータまで約10分の行列とトータル約1時間。土曜日で晴天という混雑必至の条件ではあるもののなかなか大変。



ファストパス、シカゴ シティパスで行列回避

時間が限られている方は、ファストパス(FASTPASS ADMISSION)が有効。入場料は通常$22であるが、$49のファストパスチケットをウィリスタワー公式サイトでの事前購入により全行列をパスできます。

もうひとつの行列回避でお薦めなのがシカゴ シティパス(CHICAGO CityPASS)。こちらは、ネットもしくは旅行代理店経由で購入可能。ウィリスタワー、シェッド水族館、ジョンハンコックセンター または 科学産業博物館、フィールド博物館、アドラー・プラネタリウム または シカゴ美術館の計5ヶ所の施設に優先入場できるチケットで$98。こちらのチケットは、ウィリスタワーではファストパス同様の効力を果たします。

しかも、ファストパスと比べて大きなメリットが存在する。それは有効期間が9日間であること。つまり日付指定のファストパスと違い、晴天の日を狙ってファストパスを利用できる。もちろん、ジョンハンコックセンターでもチケット購入行列を回避できるなどメリットは大きい。これらを加味すると、シカゴで2泊3日以上で、ジェイド水族館($38)とウィリスタワー($49)とジョンハンコックセンター($20)だけで元を取れる計算になります。



三脚は持ち込み不可

ジョンハンコックセンター同様に三脚の持ち込みはできません。空港並の厳重なセキュリティであり、小さな三脚でもセキュリティを通過できない可能性もあります。チケット売り場前にセキュリティがあることより、預かりも不可能であることが予測できます。(海外ではコインロッカーの存在は皆無と考えて下さい。)

そこで、私は三脚はホテルの置いておき、自作の雲台テンプレートにて撮影に臨みました。



展望台を半貸し切り?

展望台の営業終了後に、展望台でシカゴシカゴ名物の「ディープディッシュ・ピザ」を頂きながら夜景を楽しめるプランが用意されています。これは、公式サイトから予約可能なDining At The Skydeckというプラン。実際に利用した方のクチコミを読んでみると、ロビーでスタッフの誘導で行列に並ぶことなく展望台へアクセスできるようです。

ピザは地球の歩き方にも掲載されている有名店「ジオダーノス」からの宅配。料理と展望台へ入場料込みで$100/人と高額であるが、全米一の高さを誇る展望台を半貸し切り状態なことを考えると、リーズナブルな価格とも言える。

事前予約のため、天候リスク込みでの利用となりますが、冬季のウィリスタワーは営業終了が20時と早いこともあり、時間に余裕がない場合ときには、切り札になるでしょう。



治安とアクセス

ループエリアのQuincy駅から徒歩5分ほど。大通りで夜間の治安も問題ないでしょう。また、ここからタクシーでジョンハンコックセンターまで15分ほどです。



施設情報
■営業時間
 3月~9月 22時まで(最終入場 21時30分)
 10月~2月 20時まで(最終入場 19時30分)
■利用料金
 23ドル
 49ドル(行列なしで展望台へ行ける日付指定のファストパス)
 ウィリスタワー 公式サイト
取材2015年9月 / 執筆2016年7月 / 更新2017年8月






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