2004年に完成した台北101は、タワーを除く建造物では世界第3位の高さ(2014年4月時点)。1位はドバイのバージュ・カリファ(828m)、2位はサウジアラビアのアブラージュ・アル・ベイト・タワーズ(601m)。
高さ509mといえば、東京タワー(333m)の特別展望室(250m)の約2倍の高さを想像して頂ければ、その高さに驚かれるでしょう。
最上階に設けられた展望室からは台北市内を一望できますが、その光景は圧倒されるものがあります。展望台からの眺める夜景は方向によって色合いが異なり、都市中心部は白色中心として日本的な色合いの夜景。北側から東側の郊外エリアはオレンジ色を中心とした穏やかな夜景が愉しめます。
2014年2月の土曜日に訪問してみると、チケット売り場は凄い行列でした。チケット購入に20分。チケット購入後に、整理番号付きのチケットを渡され、エレベータに乗るまで40分掛かると説明を受けました。
これでは、トワイライトタイムに確実に間に合わない。チケット売り場をうろうろしていると「ファストパス」の文言を発見。日本語が話せるスタッフをつまえて、聞いてみると、エレベータ行列に並ばなくても登れるチケットとのこと。チケット価格は一般チケットの2倍(1,000元 当時3,200円)ですが、既に購入済みのチケットを払い戻してもらい、ファストパス チケットへ変更。こちらは、なんと金属探知機ゲートも通過することなく、次のエレベータに乗ることができます。
なお、一般チケット購入のためにチケット売り場で20分並びましたが、ファストパス購入時もチケット売り場で並ぶ必要があるかどうかは不明です。ご注意下さい。
なお、このチケットはとても大きく、CDジャケットの1.5倍ぐらいあります。持ち歩くのが面倒なチケットですが、なんと下りのエスカレータも行列に並ぶ必要はありません。行列付近に居るスタッフに、このチケットをみせれば、最優先で下りのエレベータに案内してもらえます。当日は下りも行列でしたので、トータル1時間以上は節約できたことになります。貴重な旅行時間。行列になっていた場合は、ファストパスを購入されるのをお勧めします。
ちなみに、2009年1月に台北101を訪れたときには、ファストパスはありませんでした。また土曜日でしたが、時間が少し遅かったこともあり、行列もありませんでした。
(注意)2014年取材時にも金属探知機ゲートがありましたが、無料ロッカーは見あたりませんでした。もしかしたら、規制緩和された可能性もあります。
台北101はショッピングセンターが併設され、とても清潔であり、様々なショップが建ち並び見ているだけでも楽しいエリアです。展望チケットを購入してエレベータに向かうのですが、展望台にはリュックなどを持ち込めないため、併設された無料ロッカーに預ける必要があります。
さらに、エレベータ乗り場の直前に金属探知機ゲートがあり、三脚の持ち込みができないのでは?と心配になりましたが、ゲートのアラームがなることなく通過できました。ちなみに私が持ち込んだ三脚はカーボン製です。
ガイドブックには屋外展望台は別料金となっていましたが、展望室の同じ料金で屋外展望台にも行けるようになっていました。
で、外に出てみると、「フェンスが邪魔すぎる」。
肝心の夜景はフェンスの隙間から申し訳なさ程度に、見える程度でとても展望台とはいえないものでした。せっかくの超高層ビルの屋外展望台なのにもったいない感じがしますね。