何回か韓国に訪れたことがある方でも、63ビルへ行ったことがある人は少ないのではないでしょうか。最寄り駅は地下鉄5号線ヨイナル(汝矣ナル)駅から、途中にお店もないような寂しげな歩道を10分ほど歩いたところにあるためか、ガイドブックでもあまり大きく紹介していないケースが多いです。
しかし、IMAXシアターや、水族館などあり、池袋のサンシャインビルのような雰囲気がある複合施設ビルとなっています。
展望室を約4ヶ月間閉鎖して、2006年7月15日に展望室がリニューアルしました。初回取材時は2006年7月20日ですので、リニューアル直後に訪れたことになります。2回目は2013年1月に再訪問。
2006年のリニューアル直後は、雰囲気が非常に優れていました。窓際には、ろうそくの灯った数席カウンターが用意されており、カクテルなどを飲みながら夜景を楽しめます。
しかし、2013年に再取材したときには状況が一遍。どうやら、2008年に「63 SKY DECK」から「63 SKY ART」に変わり、展望台で美術展示も一緒に楽しめるようなりました。一見お得になったような展望台ですが、私が取材したときには、悪化したようにしか思えませんでした。
美術品の展示により、展望フロアが狭くなりました。訪問したのが週末ということもあったと思いますが、観光客が多く、混雑感たっぷりの展望台です。
また、これはリニューアル以前から状況は変わっていませんが、窓ガラスに薄いスモークが入っているため、夜景が若干暗めに見えてしまいます。夜景自体は見事なのですが、このような点から、少々惜しい展望台と感じました。
チケット購入は、混雑時は注意が必要です。閑散期はチケット売り場で直接購入できますが、混雑時は整理券が必要です。整理券はチケット売り場に向かって、右後ろ側に整理券を受け取ることができる機械があります。ちょうど、銀行で整理券をもらうような機械を想像してもらえればよいでしょう。
また、2013年1月(土曜日)の日没直前に訪問したときには、エレベータ売り場には50人ほどの行列。待ち時間は20分ほどですので、週末は余裕をみて訪れるようにしましょう。
また、アクセスですが、地下鉄5号線ヨイナルから徒歩10分以上かかるため、タクシーで向かわれることをお薦めします。明洞からだと、一般タクシーで約8,000ウォンで約20分程度だと思います。