ザ リッツカールトン香港は、2010年に完成した高さ415mの世界貿易センター「ICC」にあり、なんと最上階から15フロアが客室になります。
ICCは香港一の超高層ビルで、地上390mの地点にはスカイ100という展望台があります。この展望台より上層階にホテルがあり、全室地上400m以上にある眺望自慢のラグジュアリーホテル。ちなみに、全室地上400mにあるホテルは、ザ リッツカールトン香港だけです。
ロビーは103階にあり、客室は大きく通常フロアと、24時間専用ラウンジが利用できるクラブフロアに分かれています。また、香港の中心部である香港島や尖沙咀(チムサーチョイ)の夜景を眺めるのであれば、「デラックス ヴィクトリアハーバールーム」「クラブ グランド ヴィクトリアハーバールーム」「デラックス ヴィクトリアハーバースイート」を指定しましょう。それぞれ、1泊朝食付きで6万円~12万円(2名1室の1室料金)ほど。
今回は夜景目的で最もリーズナブルな「デラックス ヴィクトリアハーバールーム」に2泊宿泊。Booking.comが最安値でしたが、外資系の宿泊サイトだと、部屋名が明確に分からなかったため、部屋名が明記されていた一休.comで予約。
部屋は広く快適そのもの。バスタブも広く、もちろんバス・トイレ・シャワーブースは全てセパレートタイプ。ある程度のホテルだと定番になりつつあるエスプレッソマシンも完備。こちら電話でお願いすれば、カプセルは無料で何個でも持ってきてくれる。カプセルが欲しいときは「エスプレッソマシン カプセルプリーズ」ぐらいで十分通じる。もちろん、英語が喋れなくても、日本人スタッフもいるので安心。
いつもながら香港はすっきりと晴れないが、それでも約450mからの眺めは抜群。なんせ、東京スカイツリー展望回廊(地上450m)に客室があるので、当たり前だ。
九龍島と香港島の中心部を見渡せ、ビクトリアピークからは味わえない光景が楽しめる。SKY100でも同じ景色が楽しめるが、エスプレッソ片手に部屋を暗くして、備え付けのBluethooh接続可能なBOSEスピーカーとiPhoneを接続して、好きな音楽聴きながら眺める香港夜景が格別だ。部屋にはフルーツやマカロンも準備されているので、それを食べながらみる夜景も贅沢でいい。
また、こちら窓に沿って腰を掛けるスペースがあり、ここにはソファーが設置されいる。ちょっと狭いが、この窓際ソファーに寝っ転がれば、大迫力の夜景が楽しめる。客室ならではの夜景の楽しみ方であろう。
ちなみに最上階は宿泊者専用の温水プールになっていて、宿泊者であれば無料で夜景を眺めながらスパを楽しめます。また、最上階では南西北方向の景色が眺められるので、客室から見えない方向の夜景も楽しめる。
なお、試しに1日だけ朝食ビュッフェ(5000円/人)を試したが、正直クオリティは普通。香港にはいくらでも美味しい点心があるので、食事はホテル外がいいかも。
このホテルは香港エアポートエクスプレスの九龍駅に直結しているため、空港まで15分ほどでアクセスできる。ただし、繁華街へは電車だと乗り換えが必要でアクセスが良くない。タクシーを使えば、なんら問題ないが頻繁に繁華街に向かうには適さない立地ではある。