これまで、香港の俯瞰夜景(見下ろす夜景)いえば、ビクトリアピークのある香港島が一般的でしたが、スカイ100(SKY100/天際100)が完成したことにより、気軽に九龍側から俯瞰夜景を楽しめるようになりました。このsky100とは、2011年4月に竣工した香港最高峰の超高層ビル(環球貿易廣場(International Commercial Centre)にある展望台です。ビルの高さは490mで、展望台は390mに位置します。これは、ビクトリアピーク スカイテラス428の標高428mと、ほぼ同じ高さになります。
sky100からの夜景をネットで調べると、香港島側の夜景が見つかります。しかし、ここからの夜景はこれだけではありません。sky100の北側にあたるエリア(旺角や奥運)の超高層マンション群の夜景に圧倒されます。香港島を眺める南側は白色を中心とした都市型夜景、住宅街を眺める北側は、オレンジ色を中心としたマンション群夜景と、異なる夜景を一度に楽しめます。
竣工後1年半後に訪れたこともあり、展望室はとても清潔でした。展望室はかなり広く、夜景を眺めながら1周すると10分ぐらいかかります。広さの割にはベンチは少なく、ベンチはちょっとしたフードコートエリアぐらいになります。
展望室は明るすぎることなく、夜景を眺めるのに適した照明となっています。そのため、暗幕がなくてもある程度の夜景撮影は可能です。
展望台行きのエレベータに向かう途中にに、空港にあるようなセキュリティゲートを通過する必要があります。三脚の持ち込みが心配されましたが、中型と大型の三脚を二本持ち込みましたが、問題なく通過できました。また、展望台で三脚も暗幕の利用も問題ありませんでした。
ビクトリアピークでは、三脚設置の確保が大変ですが、sky100ではそのようなことはなく、ゆったりと夜景撮影できます。
(※時間指定は不要になりました。2016年3月公式サイト確認)
sky100は、ドバイのバージュカリファ同様に、時間指定の予約チケットをネットで購入できます。30分刻みで予約ができ、予約が一杯の時には、通常チケットの4倍価格のチケットを購入すると、いつでも入場できるという仕組みです。
取材時は事前予約を行いましたが、当日の天気が悪かったこともあり、ガラガラです。翌日もベストコンディションではありませんが、ガラガラです。一方、ビクトリアピークは激混みです。よほどの日でなければ、事前予約する必要が無さそうです。その判断基準としては、ネットでチケット予約を進めて行くと、途中で時間指定できるページがあります。ここで、チケット完売の時間帯は「×」印が付いていますので、随時チェックをしておき、売り切れそうになったら予約するというスタンスで良いのではないでしょうか。
ちなみに、公式サイトでの記載は見つかりませんでしたが、現地の窓口のチケット販売では、ボーディングチケット(Eチケット)を提示すると、20%割引になります。グループで訪れる場合は、代表者1名だけの提示で割引が受けられますので、活用してみましょう。