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Language : English
標高412mのスルジ山から、世界遺産「ドゥブロヴニク旧市街」とアドリア海を見下ろす。






















市内を一望できる「スルジ山」

標高412mのスルジ山からは、世界遺産「ドゥブロヴニク旧市街」はもとより、ドゥブロヴニク市外までの夜景を一望できます。1990年代前半にセルビアとの独立戦争では主戦場であったため、ロープウエイは当時破壊されましたが、2010年に再開され、現在はロープウエイでアプローチ可能となりました。



ワイドな夜景

ここからの見所はやはり世界遺産の旧市街。しかし、そこは夜景の一部に過ぎず、南北に広がる夜景にアドリア海とロマンチックな光景にうっとり。

展望スポットはロープウエイ乗り場にある展望台と、ナポレオンが贈ったという白い十字架が立つ展望広場の2ヶ所あります。前者はロープウエイ運行終了後に閉鎖となりますが、後者の展望広場は24時間利用できます。

どちらからも旧市街を楽しめますが、展望広場からはドゥブロヴニク北部の方が一部遮られます。雰囲気はどちらも良く、また展望台と展望広場の間にあるレストランの明かりが、スルジ山の岩肌を赤色に照らし、印象深い夜景となっています。




ロープウエイでのアクセス

2010年より運行開始となったロープウエイ。ロープウエイで夜景鑑賞可能な時期は5月~10月となりますので、公式サイトで運行時間を確認してください。

また、ロープウエイ乗り場は、本ページ最下段の地図に青色のマークをおいてあります。旧市街から徒歩10~15分ほどであり、15分~30分おきに運行しています。



レンタカーでのアクセス

私は2015年4月に訪問したため、ロープウエイを利用してのアクセスができませんでした。そのためレンタカーを借りました。レンタカーでの山道運転は大変でしたが、結果的には隣国モンテネグロのコトルというスルジ山を遙かに超える絶景夜景と出会うことができました。

レンタカーは空港で借かりました。到着が夜便のため、翌日バスで再度空港まで戻りレンタカーを借りています。レンタカーは車はATを選択。MT車が一般的なクロアチアでは、AT車は最安値でもメルセデスのAクラス。ちなみに、シフトチェンジがハンドルから伸びているレバー(ウインカーだったかな)にあるワイパーの速度を変えるようなダイヤル型でした。これになかなか気づけず、なかなか出発できませんでした^^;

で、スルジ山までのアクセスは幹線道路から一回曲がるだけ(本ページ最下段の地図に黄色のマークをおいてあります)のため分かりやすいですが、道は険しいです。旧市街から20分程の距離です。

全線舗装はされてますが、舗装されている車幅が狭く対向車とのすれ違いがギリギリなのです。舗装と未舗装の間には、かなりの段差があり、ここに落ちてしまうと車高の高いRV車以外は脱出不可能となりそうな感じです。このような道にも関わらず、多くの車が通行するため、慣れない左ハンドル車での運転は極めて大変です。私は昼と夜の2回走行しましたが、夜は段差を確認しにくいため、夜にいきなり訪れるのはお薦めできません。

また、レンタカーを借りたときに注意したいのが宿泊先ので駐車場確保です。旧市街付近にあるホテルには駐車場は皆無です。そこで私は旧市街から徒歩15分程離れたHotel Rixos Libertas Dubrovnikに宿泊。駐車場はホテル内の無料駐車場か、その周辺に路駐できます。ホテルのグレードも素晴らしく、朝食ブッフェも美味しくお薦めできます。



タクシーでのアクセス

旧市街からタクシーでもアクセスできます。往復200~300knほどですすが、トワイライトタイムでの夜景撮影を予定している方は、運転手と交渉してから乗車する必要がありそうですね。



治安

夕暮れ前からスタンバイしていましたが、治安は全く問題ありません。ロープウエイ運行時期であれば、女性同士で訪れても安全でしょう。



ロープウエイ

往復料金 120kn(約2,000円 2016年5月時点)
公式サイト
取材2015年5月 / 執筆2016年5月






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