アラブ首長国連邦ドバイにある世界最高峰の超高層ビル(2016年時点)。その高さは地上828mで世界一。最上階は160階で地上636mであるが、展望台のある「AT THE TOP」は124階の地上442mとビルの高さの半分ほどしかありません。(2014年に、更に上層階(地上555m)に「AT THE TOP SKY」と呼ばれる展望ラウンジがオープンしました。)
ちなみに、東京スカイツリー完成後は第1展望台が450mとなり、展望台の高さとしては「AT THE TOP」を上回ります。
(余談)「ブルジュ・ハリーファ」、「ブルジュ・カリファ」など読み方が複数あります。「ブルジュ」は日本語でタワー(塔)という意味です。
AT THE TOPへのアクセスは、ドバイモール1階(*1)にあり、分かりやすい場所にあります。「AT THE TOP」という看板を目指していきましょう。モールの一番遠い場所からでも15分あれば到着できます。(*1)現地ではGF(グランドフロア)と表記。
入場券は、ブルジュ・ハリファ公式サイトで事前にクレジット決済で購入できます。30分単位の時間指定です。トワイライトタイムの前後は早めに売り切れるため、余裕をもって購入しましょう。
クレジット決済すると、名前や日付が入ったページが表示されるので、これを印刷して、チケット売り場横の白色のクローク受付みたいなところに持って行くと、本物の入場チケットに交換してくれます。その際に、本人証明のためパスポートが必要なことがありますので、ご注意下さい。
なお、前売り券はAED100/約2,500円(2011/9時点)。よくWebサイトに当日券は4倍の1万円と記載されていますが、正しくは登りたい時間帯のチケットが売り切れになっていても入場できるImmediate Entry Admissionチケット(AED400, 約1万円)を販売してくれるというものです。富豪国ならではの発想ですね。
トワイライト時間を狙う場合は、当日は売り切れ状態と考えたほうが安全でしょう。公式サイトで予約状況も確認できます。私は2日分事前にチケットを購入しておきました。ただ深夜(日没後2時間以降)は、当日でもチケットが売っていると思いますので、午前中に現地で当日チケットを購入することもできますが、時間ロスになるため、やはり事前予約が正解でしょう。
[2016年追記] 料金が改定されました。時間帯により料金が変動して、トワイライトタイムが始まる時間帯から1時間30分間のPrime hoursの入場料はAED200。Non-prime hoursはAED125です。
2014年には、更に上層階(148F)の地上555mに「AT THE TOP SKY」と呼ばれる室内ラウンジにアクセスできます。高級ホテルのようなラグジュアリーな空間で、子供の入場はできません。滞在は30分と時間制限あるものの、世界一高い展望台から夜景を楽しめます。また、こちらのチケットは、148階の時間制限後は、124,125階の「AT THE TOP」を利用できます。こちらは時間制限ありません。
展望台へ向かう途中には、金属探知機ゲートがありますが、一眼レフおよび中型三脚は通過できました。一方ベビーカーなどは、チケット売り場の横に預ける必要がありますが、無料で預かってくれるようですので、ご心配なく。
チケット売り場から展望台までは、歩く距離が意外とあり10分ほどかかります。また下りのエレベータは、時間帯によっては20-30分待ち行列になります。
展望台には室内と室外があります。取材当日は夜でも気温が40度前後あるのにもかかわらず、屋外展望台の方が人気あります。屋外展望台には、窓ガラスがない場所があり、写真撮影しやすいです。
ただ、窓ガラスがない位置が高い場所にあり、縦幅はカメラ一台分の空間しかないため、三脚を利用するのは大変です。私が海外取材用にもっていく中型三脚は、3つの足がそれぞれ独立して可動できる三脚ですが、それでも高さが足りず1本の足が宙に浮いた状態で、なんとか撮影をしたという感じです。(数千円の三脚だと、それぞれの足が独立しておらず、自由度が低くこの展望台では不向きです。)
場所取りですが、トワイライトタイムを過ぎてしまえば、空いていますので心配ないでしょう。取材日はドバイでの土曜日にあたる金曜日と、その翌日の土曜日でした。金曜日のほうが混雑していましたが、トワイライトタイム30分前に展望台に到着していれば十分でした。
取材日は9月で気温が43度もあり、湿度も高かったため、夜景撮影は期待していませんでした。しかし高速道路の明かり目立ち、高層ビルが乱立していることもあり、光量感のある美しい夜景を眺めることができました。
流石に遠くは靄っており、肉眼でブルジュ・アル・アラブ ホテルまで確認できませんでしたが、それでもスケール感のある夜景です。また、毎時0分と30分に行われるドバイ・ファウンテインは、展望台からみると残念な感じです。地上から眺めるほうが断然いいですね。
ちなみに、チケット販売横と展望室には金貨の自動販売機がありました。自動販売機を撮影する観光客は沢山いましたが、流石に購入している人は見かけませんでした。