クイーンズ・ワーフ(Queens Wharf)から、フェリーで12分の対岸に位置するデボンポート。ここからほど近いところに、標高80mの小高い丘がマウント・ビクトリアになります。

地元の遠足コースにもなっており、昼夜問わずにここからの景色を楽しんでいます。

オークランド中心部シティを眺める夜景としては、マウント・ビクトリアが最も美しい光景が広がります。構図の手前側にデボンポートのオレンジ色の夜景が広がり、太平洋を挟んでスカイタワー、そしてハーバーブリッジの夜景が待ち構えています。

また山頂には駐車場には、いくつかのベンチがあります。このベンチに座れば、ふたりきりでのんびりとこの素晴らしい夜景を堪能できます。

太陽は西側に沈むため、夜景は東側から広がっていきます。つまりシティ側が夜景になるまでの間、ノースヘッド側の夜景を楽しみましょう。

本ページに中段より下にある写真がノースヘッド側の夜景となっています。展望ポイントは駐車場から登ってきた道路沿いに歩き、芝生の広場を突き進んでいったところにあります。山頂駐車場から徒歩2-3分といったところでしょうか。

こちらからは、ノースヘッドの街並みから、Cheltenham Beachの海岸線夜景、ランギトト島、そして高級住宅街であるミッション・ベイの夜景まで見渡せます。シティ方面と比べると光量は若干劣りますが、トワイライト夜景としては、こちらの方が数段美しいと感じました。

レンタカーの場合、スカイタワーからハーバーブリッジ経由で25分ほどです。特に通行困難な道路などはありません。

また、こちらはレンタカーがなくともフェリーでアクセスできます。クイーンズ・ワーフ(Queens Wharf)から、フェリーで12分。フェリーは15-30分間隔で運行しており、比較的深夜まで運航しています。フェリー埠頭から、マウント・ビクトリアの登り口までは、徒歩で10分ほど。さらに10分ほど坂道を登っていくと山頂に到着します。

マウント・ビクトリアの入り口から少し登ったところゲートがあります。このゲート付近に、夜間はクルマでの進入ができないという看板が設置されています。NZ Daylight Timesは「ニュージーランドでのサマータイム」を表すため、9月最終日曜日午前2時〜翌年4月第1日曜日午前3時までがSummerで20:30で閉門、それ以外の時期は18:30で閉門となります。最後の「Thursday, Friday, & Saturday Nights」という表記。これは、後から英語に堪能な方々に確認したのですが、「木・金・土の夜のみ、この閉門時間が適応」ということのようです。

取材は2013年9月17日(火）。この時点では、看板の意味が理解できていませんでした。サマータイム時期ではないため冬(Winter)であり、トワイライトタイムが18:10のため、夜景撮影中にゲートが閉鎖する危険性を感じ、麓にクルマを置いて、徒歩(10分)で山頂に登りました。結局、その日は撮影終了の19時過ぎまでは、少なくともゲートが開放されていましたので、上記の解釈と合致します。

ただ、看板の解釈は現地当局に確認したものではありませんので、夜景撮影する場合は、この点に十分注意してください。ちなみに、徒歩であれば24時間出入りできるような構造でした。