ジンマオビルの88F展望室は、ほぼ全面ガラス張りのため、開放感あふれるます。室内の照明も少し暗めであるため、夜景も見やすく夜景鑑賞環境は問題ありません。360度景色を見渡せ、周辺に視界を遮るビルが現在ありませんので、大パノラマの景色が楽しめます。
しかし2008年にはジンマオビルの隣に建設している上海ヒルズが完成して、ジンマオビルよりさらに高い492mになり、360度パノラマ夜景ではなくなりました。
夜景が最も美しく輝くのは、日没時間から20~30分後の薄暮の時間帯とされています。まだ空に明かりが残り、空はブルーに輝き、港や海も色づき、街も輝きはじめ、最も色鮮やかになるためです。
しかしながら、ジンマオビルではそれは当てはまりません。
ジンマオビルからの眺めで特徴的な建造物は二つあります。ひとつは「東方明珠塔のライトアップ」。もうひとつは「外灘沿いに連なるライトアップされた洋館群」です。薄暮の時間帯には、これからがまだライトアップされていないため、主役の抜けた夜景となってしまうためです。
この88F展望室には外の景色以外にもうひとつ「おたのしみ」があります。それは展望台の中心部に、答えがあります。ジンマオビルの53F~87Fには、グランド・ハイアット上海とい超高級ホテルが入居しており、全フロア吹き抜けになっています。その吹き抜けを88Fから見下ろせるようになっています。(もちろんガラス張りですよ)
夜景も素晴らしいですが、ギネスブックにも登録されている吹き抜けをチェックするのもお忘れなく!
この周辺は最寄りの地下鉄駅から徒歩圏内にあり、また振興開発エリアでもあるため治安も特に心配ありません。ただタクシーは日本に4分の1程度と格安ですので、ホテルから直接タクシーで行かれてみてはいかがでしょうか。