シアトルで最も高いビルから夜景を眺められる展望台。しかし、シアトルではスペースニードルが有名すぎて、こちらには、あまり観光客は訪れない穴場的スポットとなっています。
高さは284mと、アメリカ西海岸ではロサンゼルスのライブラリー・タワー(Library Tower 310m)に次ぐ高さなのです。また、コロンビアセンターは標高46mの丘の上に建築されているため、展望台は標高300m以上です。
展望台は室内のみで、360度全方向の夜景が楽しめます。ただし、ぐるりと360度繋がってはいません。
お薦めは夕暮れ時前から入室すること。理由は、シアトルのシンボル的な山である「マウントレーニア」を眺られること。日本でいう富士山のような美しいシルエットで、天気が良ければすぐ分かるでしょう。
そう、あの森永乳業のチルドカップコーヒー「Mt.RAINIER」のデザインですね。10月に取材したときには雪化粧となっており、まさに富士山そのものでした。
日が沈めばトワイライトタイムのスタート。南側を眺めれば、スペースニードルの手前側にダウンタウンの高層ビル群。奥側には、ケリーパークを中心とした住宅街が広がります。そして、左手にはエリオット湾とうっとりするような夜景が広がります。
さらに南東側を眺めれば、大動脈の高速道路5号線(Interstate Highway 5)を中心としたオレンジ色に輝く夜景を楽しめます。
また、シアトルは靄が広がりやすい地形でもあるため、霧に包まれた幻想的な夜景を眺められることもあるでしょう。
展望室は開放感があり、ソファーも用意され、寛げる環境です。ただし、室内が明るすぎるためムードはあるとは言い難いです。
なお、有料展望室内にはトイレはなく、同フロアの展望室外にあります。私は利用しませんでしたが、受付で一言声を掛ければ再入場できそうな雰囲気でした。
展望室の受付は73階にあります。スペースニードルの展望台ではセキュリティチェックがありましたが、コロンビアセンターはチェックがなく、三脚の持ち込みも可能でした。(スペースニードルでも三脚持ち込み可能です)
室内は明るいため、夜景撮影には暗幕が必要なります。また、一般的な三脚であれば、特殊な技術を必要とせずに夜景撮影できる作りです。また、閉館10分前には、室内の照明が一度暗くなり、暗幕無しでも夜景撮影できましたが、たまたまかもしれません。