クアラルンプール郊外には、Look out Pointと呼ばれる地元では有名な夜景スポットがあります。複数の飲食店と、展望台があり、クアラルンプール郊外を一望できます。今回の取材で訪れる予定でしたが、出発直前に政府によって、完全閉鎖されました。飲食店も閉店され、展望台にもアクセスできない状態です。(2012年7月時点)
クアラルンプール郊外の夜景をみたい!という気持ちが抑えられず、代替スポットをgoogle Earthで探しました。で、ようやく見つけたのが、Bukit Permai通りです。ここから夜景撮影している外国人の写真も見つけました。ただし、正確な夜景ポイントがネットは調べきれませんでした。
いつもなら、レンタカーを借りるところですが、マレーシアではタクシーチャーターの文化があるようです。そこで、宿泊ホテルのリッツカールトンホテルの登場。このホテルには日本人スタッフが常駐しているため、ホテルにWebサイトの予約フォーム経由で、タクシーチャーターの相談しました。すると、市内であれば1時間60RIM程度でタクシーをチャーターできることが分かりました。天候が心配であったため、現地で天気がよければチャーターしたいということを伝えました。
ちなみに、JTB系列の現地旅行会社で、日本人スタッフ付きの車チャータープランがネット販売されていました。前述のタクシーチャーターの場合は日本語は通じませんが、日本人スタッフ付きの車チャータープランは、4時間で580RIMと高額であり、かつ事前予約が必要でしたので、最終的にタクシーチャーターを選択しました。
当日の昼前に、18時30分から3時間タクシーチャーターをしたいとホテルの日本人スタッフに伝えました。すると、現れたのはエグゼクティブタクシーであり、かつ会話で困ったことがあれば、運転手にリッツの日本人スタッフの携帯番号を伝えているので、運転手経由でホテルに電話して通訳してくれるとのこと。最終的には、通訳は利用しませんでしたが、安心感があります。
また、タクシー運転手はBukit Permai通りで夜景名綺麗そうなマンションを見つけると、「あそこで撮影できるように交渉してみようか?」といったことを言ってくれました。最終的にはマンション側からの許可が降りませんでしたが、2ヶ所目のマンションで交渉してくれたところ、マンションの駐車場から撮影許可がおりました。
このような行動に唯々感動するばかり。撮影許可が降りたセキュリティの人からは、帰りがけに握手を求められるなど、夜景以上に人の温かさに感動しました。
今回3ヶ所から撮影しており、ペトロナスツインタワーとKLタワーを一緒に撮影することができた。セキュリティエリアからの夜景は一段高い場所にあるため、スケール感が広くなりますが、ペトロナスツインタワーは上部しか眺められませんでした。
結果的には、セキュリティエリアでなくても、十分夜景は楽しめますが、政府によって閉鎖されたLook Out Pointと比べると夜景のスケール感は小さくなってしまいます。
渋滞がなければ、リッツカールトンホテルから、30分以内で到着します。ですので、2時間チャータすれば十分でしょう。私は日没前からのロケハン込みで、2時間ぴったりのチャーターでした。料金は120RIM(3300円)と格安ですが、チャーター料金は交渉制ですので、ホテル経由で料金を確認した上で、手配してもらったほうがいろんな面で安心でしょう。そのためにも、日本人スタッフの駐在するホテルに宿泊することをお薦めします。
はっきりいって問題ないでしょう。ある程度の交通量があり、道路沿いに停車スペースがあり、停車スペースから夜景鑑賞できため、怖さもありません。エグゼブティブタクシーをチャーターして訪れれば、安心して夜景鑑賞できるとみていいでしょう。