>   >   >  ゲッレールトの丘
ドナウ川に架かるエリザーベート橋、くさり橋、マルギット橋を一度に眺められる夜景スポット。










ゲッレールトの丘とは

ハンガリーにキリスト教を伝えた修道士の名前に由来して「ゲッレールトの丘」と名付けられた。標高は235mとそれほど高くはない。

ブダペストでは王宮、漁夫の砦とならぶ三大夜景スポットであるが、アクセスが少々分かりにくいこともあり、ここで夜景を楽しむ日本人はほとんどいないようなスポットである。



甲乙付けがたい2ヶ所の展望スポット

ドナウ川を挟んで右岸のブダ地区、左岸のペスト(ペシュト)地区を一望できる。緩やかにカーブするドナウ川に架かるエリザーベート橋、くさり橋、マルギット橋は全てライトアップされ、3つの橋を同時に眺められるスポットはゲッレールトの丘だけである。

展望広場は2ヶ所あり、女神像が建つ広場からは3つの橋を同時に眺められ、またゲッレールトの丘の南側にあたるブダペスト中央市場方面の夜景まで見渡せる。ただ、ここからは王宮が少し死角になるのが残念。地図には「ゲッレールトの丘 #1」と記載。

もう1ヶ所は女神像が建つ広場に向かう途中にあるスポットであり、エリザーベート橋は死角になるもののライトアップされた王宮を楽しめる。地図には「ゲッレールトの丘 #2」と記載。

どちらも甲乙付けがたい夜景ですが、双方は徒歩3分の距離であり、両スポットからトワイライトタイムの夜景撮影が可能です。



治安とアクセス

展望台、および道中の道のりは治安について問題はありません。ただし、夜間は観光客が少ないエリアであるため、女性だけでの訪問は控えましょう。

Deák Ferenc Square駅から、トラムとバスを乗り継いで1時間以内でアクセス可能。バス乗り場は地図にマーキング。バス番号は「27」で10~20分間隔であり23時50分ごろまで運行している。最寄りバス停は「Citadella(ツィタデッラ)」となる、ここから徒歩10分ほどで展望台に到着。

取材2017年4月 / 執筆2017年8月