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ウォータフロント「ポルト・ベイ」を見下ろせる雰囲気の良い公園。






















モンジュイックの丘とは

マジカ噴水の南側にそびえるのが標高173mのモンジュイックの丘です。1929年のバルセロナ万博開催を機に開発されたエリアで、山頂には18世紀後半に築かれた要塞が残されています。

本記事で紹介しているのはモンジュイックの丘の中腹にあるJardins del Mirador(ジャルダン・デル・ミラドール)になります。Mirador(ミラドール)とは日本語では展望台という意味です。



モンジュイックの丘からの夜景は

モンジュイックの丘からは市内中心部ではなく、マレマグナムショッピングセンターや水族館などのあるバルセロナの港エリア「ポルト・ベイ(Port vell)」を眺める夜景になります。

ポルト・ベイの夜景は市内の夜景とは全く光景の異なるもので、やや近代的なウーオーフロントの夜景です。ホワイト、オレンジ、ブルーと色鮮やかな光りが広がり、港により明暗がくっきりしたデザイン性の高い夜景。バルセロナではカルメル要塞と並ぶ2大夜景スポットといえるでしょう。



山頂のモンジュイック城からは夜景を楽しめないの?

残念ながらモンジュイック城は夜には閉鎖されるため夜景を楽しめません。

しかしモンジュイック城からはJardins del Miradorからは眺められない市内の景色を眺められますので、日中にこちらを見学して夕方からJardins del Miradorへ向かうのも良いでしょう。



アクセス方法は?

路線バス+徒歩5分と、登山鉄道+徒歩15分の2ルートを紹介します。

まずは路線バス+徒歩5分のコースです。エスパーニャ駅近くにあるバス停から150番のバスで終点Castellまで向かいます。Castellはモンジュイック城の入口付近であり、ここで下車してJardins del Mirador(ジャルダン・デル・ミラドール)まで徒歩で下っていきます。

Jardins del Mirador(ジャルダン・デル・ミラドール)にも最寄りのバス停(Pl de la Sardana)がありますが、こちらはCastellからエスパーニャ駅方面の路線であり、エスパーニャ駅から直接行けないです。Castellでそのままバスに居座り次の発車待つこともできると思いますが、私はよく分からず下車して徒歩で向かいました。Castellからの徒歩は5分ほどです。

次は登山鉄道を利用するルートです。地下鉄のParal-lel駅で登山鉄道であるFunicular(フニクラ)へ向かいますが、地下鉄でParal-lel駅へ向かって場合、駅改札を出ないようにしてください。改札をでることなく登山鉄道に乗れます。どちらもバルセロナ交通局が運営しているため乗り換え料金なしで乗車できるので、一度駅を出てしまうともう一度料金が発生してしまいます。

地下を走行する登山鉄道で、モンジュイックの丘の中腹となるParc de Montjuïc(パルク・ダ・モンジュイック)駅まで登れます。ここからロープウエイでモンジュイック城へ登れますが、目的地がJardins del Mirador(ジャルダン・デル・ミラドール)のみであれば、ここから徒歩15分ほど歩いていくと展望台へ到着できます。上り坂ですのでやや疲れます。

夜景鑑賞後の帰路ですが、Jardins del Miradorに隣接したバス停「Plaça de la Sardana」から150番のバスで直接エスパーニャ駅へ迎えます。ただ最終運行が季節によって変動ありますが21時頃、登山鉄道は22時(冬期は20時)です。私は帰りは徒歩で地下鉄のParal-lel駅まで向かいましたが、治安面は問題なかったように記憶しています。



治安は大丈夫か?

夜間のアクセスは良くありませんので、観光客は少なめです。ただ治安については不安を覚えるようなことはないエリアでしたが女性同士だけの訪問はお薦めできません。



取材2019年5月 / 執筆2023年7月