カルメル要塞はスペイン内戦（1937年）に造られた要塞であり、内戦後はこのエリアはスラム街になっていました。2011年頃よりカルメル要塞の修復などにより、現地の方が集う眺望スポットとなっています。

かつては観光客には知られていない場所でしたが、SNS時代になり眺望の素晴らしさから徐々に知られるようになり2019年のガイドブックにも美しい夜景スポットして紹介されるようになりました。

※近隣住民からのクレームにより、2023年5月より夜間は立ち入り禁止になりました。恒久的なものであるかは不明ですが、訪問時は最新情報をお確かめください。

バルセロナで最も夜景が美しい場所であるカルメル要塞からはバルセロナ市内をほぼ一望できるロケーションです。街の中心部にはサグラダ・ファミリア、湾岸エリアには高層ビル、そしてヨーロッパの夜景らしくオレンジ色の照明で壁面が照らされた街並みの夜景が広がります。

眺望ポイントはいくつもあり、どこからでも夜景を楽しめます。バルセロナで一番人気の夜景スポットであるため、多くの若者が集まりますが、混雑により夜景が見えにくいといったことはありません。

カルメル要塞へは路線バス22番で向かえます。乗車時間が長くなるため始発となるカタルーニャ広場にあるバス停「Ronda St Pere」から乗車することをお薦めします。

バスの行き先は「El Carmel」となっており、「Gran Vista - Pl de la Mitja Lluna」で下車します。多くの人がこちらで降りますので、降り間違えはないでしょう。乗車時間は45分ほどです。比較的遅くまで運行している路線ですので、バスで市内に戻れますが、最終便を逃すと悲惨ですので、かならず終バスの時間を確認しておきましょう。

お酒を飲んでいる若者が多いですが、純粋な夜景スポットですので治安は問題ないでしょう。ただし置き引きやスリなどにはお気を付けください。