>   >  オフ会企画のノウハウ
まず初めに

私が初めてオフ会に参加したのは、自分が開催するオフ会が初めてでした。故に、初対面同士のオフ会でなにをすればいいのだろうかと、当日までいろいろと悩んでいました。そんな方へ少しでも悩みと不安が解消されればと思い「オフ会のススメ」をオープンしました。

また、ここに述べるレポートがすべてのオフ会に通用しません。集合場所と時間だけを決めて、あとは気ままに行動する、ラフなオフ会もたくさんあります。ただ、「なぜオフ会をするのか?」ということだけは、このページで感じ取っていただければ幸いです。


オフ会とは?

メーリングリスト(Mailing List)とは、メールを使って、あるテーマに沿った話題で情報交換をやりするネット上のコミュニケーションです。しばらくメールで情報交換をしていくと、メンバー同士の雰囲気などがおよそ感じ取れてきます。また共通の趣味をもつ仲間というものは、意外と近くにいないことが多く、同じ趣味を持つものだけで一度集まってみたい、そしてもっとその分野を知りたいという気持ちから、実際にあってみたいと感じるようになります。

これがオフラインミーティング(通称:オフ会)と呼ばれるものです。ネットからOFFして実際に 会ってコミュニケーションすることより、このような呼ばれ方をしているようです。


オフ会は誰が主催するの?

一般的にオフ会とはML(メーリングリスト)管理者が主催するものだと思われていますが、私はメーリングリスト参加者が主催してもいいのではないかと考えています。たとえば夜景倶楽部のようにMLが全国区の場合、どうしても私が住んでいる地域でのオフ会がメインとなってしまいます。しかしながらMLメンバーの方は、全国各地にいますので、他地域の方は、オフ会に参加したくてもなかなか参加できないですよね。

またML管理者とは、あくまでも「管理者」であります。メーリングリストとは、そこに参加しているメンバーがいるからこそ、メーリングリストなのです。例えが上手くありませんが、オフ会が「文化祭」とすると、ML管理者は「顧問」であり、メンバーは「生徒」であります。あくまでも「文化祭」を企画して、盛り上げていくのは「生徒」です。


オフ会を募集するにあたって

オフ会に初めて参加するひとは、勇気がいることです。「どんな人が来るのだろうか?」「初対面同士でも上手くやっていけるのか?」と悩みはつきないことだと思います。特に女性についてはなおさらでしょう。

まずオフ会を主催しようと考えている方は、MLでいろいろと発言してみることが大切だと思います。文章だけのやりとりですが、文章だけでも人なりがわかるものです。また一度もMLで発言していない人にオフ会に誘われても、なかなか行きにくいものですよね。

次に、オフ会を募集するにあたって、最低限5つの内容を含ませることが大切だと思います。

  1. 日程(候補日を2,3挙げる)
  2. これがなければ、なにも始まりません。
  3. 集合場所・時間と解散場所・時間
  4. 遠方から来る人や、公共機関を利用してくる方には、気になるところです
  5. MLメンバー以外の参加を認めるか
  6. ひとりでオフ会に参加に不安がある人や、友達も誘ってみたメンバーもおられるかと思いますので、オフ会への知人の参加を認めるかどうかアナウンスしておきます。夜景倶楽部では知人の参加を大歓迎しています。
  7. なにをするか? なにをしようと考えているか?
  8. 一番肝心なところです。ただ集まろう!だけよりも、なにか目的があったほうが参加してみたくなるものです。
  9. 参加費用は?
  10. オフ会参加に当たって参加費をとるというケースは無いと思いますが、食事代や入場料などが発生する場合、およそどれぐらいかかるか知らせておきましょう。またクルマで相乗りして移動する場合は、ガソリン代・高速代・駐車場代などを割り勘にするかどうかなども併せて記載しておくと良いでしょう。

オフ会の連絡について

オフ会開催が近づいてくると、MLに参加者同士の連絡が飛び交うようになってきます。しかし、オフ会に参加できない方には、不快な想いや迷惑に感じることがあります。こういったことを防ぐためにも、オフ会の連絡事項などは参加者のみへメールが好ましいです。

オフ会参加者が増えてくると、日々メールのToにアドレスが増えていき、メール送信に抜けが生じる可能性もありますので、できればオフ会連絡用の無料サービスのMLを一時的につくってみるのも良いとおもいます。ただし、無料サービスのMLを使うことにより、宣伝メールが送られることもありますので、あらかじめ了解をとっておいたほうが好ましいです。

さて、オフ会参加者で事前に調整しておく内容としては、以下のようなことが考えられます。

  1. 集合場所と時間の確認
  2. 初めて参加されるかたは、誰が誰だかわかりませんので、主催者が目印になるものをもっているなどの工夫が必要です。
  3. 連絡先の交換
  4. 最低限、主催者は携帯番号を参加者に連絡しておきましょう。またできれば主催者は参加者の携帯番号を、控えれれば万全ですね。夜景倶楽部では、差し支えの無い場合は参加者の携帯番号を、私個人宛にメールしていただいてます。
  5. 交通手段の確認
  6. 車で会場に来る方は、駐車場を考慮する必要があります。
    街中であれば、駐車場がたくさんありますので、それほど心配はいりませんが、会場周辺に駐車場があまりない場合は車を控えてもらうか、既にオフ会で知り合い同士であれば、相乗り等を考えてみましょう。
  7. クルマについて
  8. ※クルマ関係のオフ会は当てはまりません。
    →オフ会で移動が無い場合は問題ありませんが、夜景倶楽部の様に夜景ツアーなどを実施する場合は、車が必要となります。たとえば10人のオフ会で車が10台の場合は、移動中は「ひとり」になってしまいますよね?オフ会とはメンバーの交流を深める場でもありますので、移動中も「交流」を保ちたいものです。
    1台の車に数人ずつ相乗りしていくのが、理想の姿だと思います。狭い空間での会話は、大勢で交わす会話より、話しやすく、親密になるものです。特にオフ会初心者は、まず誰か話せれる人を見つけないと、居場所が無くなり楽しくないものです。移動はオフ会最大の交流の時間と考えて、有効活用しましょう。第12回夜景倶楽部では14人が2台のクルマで移動しました。
  9. 雨天について
  10. アウトドア系のオフ会を企画している場合は、雨天時のこともあらかじめ考慮する必要があります。また雨天中止の場合は、「中止連絡」をいつまでのどのような手段(メール、電話、掲示板)で連絡するか、アナウンスしておきましょう。
  11. 途中参加について
  12. オフ会に途中参加を認める場合は、何時頃どこで合流するか決めておきましょう。またあちこちと移動するオフ会では、スケジュールがずれ込むことはよくあることなので、必ず連絡先を交換しておきます。

オフ会スタッフについて

オフ会の規模が大きくなってくると、オフ会主催者は参加者のスケジュール調整・会場の手配・食事会の予約・クルマの手配などに加えて、あらたなオフ会参加者の紹介など、当日まで目を離せない状態になってきます。さらにML管理者でもある場合は、日々のHPメンテナンスなどもあります。

また、主催者が何らかの事情で集合時間に間に合わなかったり、最悪参加できなくなった場合、オフ会を把握している人がひとりしかいないと、大混乱を巻き起こしてしまいます。こういった状態を見据えて、オフ会の補佐をして下さる方がいると、主催者はもちろんのこと、参加するメンバーも安心できます。

オフ会スタッフをつけるか、つけないかは主催者の意志ですが、オフ会スタッフを必要とする場合、誰にするかが悩むところですが、やはりオフ会に数回参加して、顔見知りの方がベストですしょう。

夜景倶楽部オフ会では、オフ会常連の方が自らスタッフを申し出てくださり、集合場所からの会場までの誘導や、クルマの調整を手伝っていただき大変助かりました。


オフ会前日と当日について

前日までにすましておくこと

オフ会前日は、オフ会参加者へ最終スケジュールのメールを出しておくと良いでしょう。天気が危ぶまれるときなどは、特に重要だと思います。また千円札と小銭を多めに両替しておきましょう。これは夕食会や移動代などを集めるときに、一万円札からの両替などに対応するためです。飲み会の幹事と同じですね。

当日に気をつけること

オフ会の目的によって当日何をするかは変わってきますが、夜景倶楽部では、まず主催者が挨拶を行い、その後参加者の自己紹介をしています。また個室などを利用する場合は、「夜景愛好家@川崎市」といった名札をつけて、顔と名前を少しでも覚えてもらおうとしています。もちろん、私はできるだけ参加した全員と話せるように、ちょこちょこ動き回っていたりします。

オフ会で途中合流した方がいる場合は、その方を皆さんに紹介するのも忘れないようにしましょう。(ちなみにオフ会途中合流される方は、そのオフ会常連者か、または他のオフ会に参加されたことがある方が多いので、その場の雰囲気にとけ込むのは意外と早かったりします。)


オフ会が終わったあとは...

オフ会が無事終了したら、オフ会レポート(オフレポ)を書きましょう。当日なにをして、どんなことが起こったかをML宛に投稿して、参加できなかった方にもオフ会の雰囲気を味わってもらうためです。またオフ会に参加した方にも、ML宛にオフ会の感想を投稿していただくよう、いつもオフ会解散の挨拶のときにお願いしています。


あとがき...

「オフ会のススメ」というタイトルでこのような記事を偉そうに書いていますが、この通りにオフ会が進んだ試しがほとんどありませんT_T; 交通事情で私が遅刻したり、途中合流がなかなかうまくいかずスケジュール全体がずれ込んだりしたりします。

しかしながら、オフ会に参加してくださる方が、フォローして下さったりするので、いつも大きな問題がなく無事オフ会を締めることができ、感謝しております。初めのほうに書きましたが、メーリングストとは、そこに参加しているメンバーがいるからこそ、メーリングリストです。つまりオフ会もみんな協力してで楽しく過ごすという意識があれば、楽しいオフ会になるものだと考えています。

これからオフ会を主催しようと考えている方は、当日までの準備をしっかりしておき、当日はあまり気負わなく自分も楽しむつもりで、オフ会に参加してみて下さいね。

オフ会を通じて、人と人の輪をもっともっと広げましょう!