日本が世界三大夜景のひとつに数えられています。
この写真は函館山から眺めた函館市を見下ろした夜景です。函館山は標高334mと東京タワーのアンテナの先っぽと同じぐらいの高さです。函館最大の観光ポイントだけあり、夕暮れ時(トワイライトタイム)には大勢の観光客が集まり、撮影場所を確保するには、最低でも日没時間の30分前にはスタンバイしておく必要があります。
さて、函館山の夜景ですが、私個人的には世界三大夜景のなかでは最も好きな夜景です。末広がりに広がる夜景は、世界的にも函館山のみでしょう。
また、世界三大夜景のなかで最も北に位置するため、他の2ヶ所に比べて空気が澄んでいます。香港やナポリは南国エリアですが、冬以外は靄がかった夜景になりがちです。
ちなみに、夜景を眺めながら食事をするのであれば、展望台に併設されているジェノバがお薦め。食事はしたことがありませんが、窓側席から眺める夜景は展望台から眺める夜景に比べて遜色ないスケール。そして窓ガラスに室内光が反射せず、夜景が見やすくなっています。
世界各国から観光客が集まる香港。香港には観光スポットが少ないこともあり、香港に訪れた観光客は必ずといっていいほど一度は夜景を眺め夜景スポットであるにビクトリアピークに登っています。
ビクトリアピークには、香港名物である急勾配な斜面を登っていくピークトラムに乗っていきます。香港最大の観光地だけありピークトラム駅は、多くの観光客で溢れており、30分以上並ぶことも少なくはありません。
夕暮れ時の展望台は多くの観光客であふれており、早めに訪れて、三脚を立てても、次々と押し寄せる観光客に押され、撮影は困難を極めます。
さて、香港の夜景は超高層ビル群を見下ろす夜景となり、日本では見られないタイプの夜景です。ただ、年中通して暖かい国であるため、遠くの方は靄ってしまうケースが多いです。
ちなみに、香港の夜景は九龍島から香港島を眺める夜景のほうが綺麗に感じます。ビクトリアピークからでは、香港島の超高層ビル群の正面(顔)を見られないためでしょうか。でも、2010年には九龍島にインターナショナル・コマース・センターが415mと香港最高層ビルが誕生します。展望台が設けられる予定で、ここから眺める香港の夜景は、ビクトリアピークからの夜景を超えるでしょう。
∥もっと詳しく...ビクトリアピークガイドブックにも載っていない夜景スポット。しかしながら、ナポリを紹介する観光パンフレットなどには、ここから撮影した景色がよく使われます。つまり、「眺めは素晴らしいが、観光地では無い。」ということでしょう。
ユーロスターの始発駅でもあるナポリ駅から、メトロと地下ケーブルで1時間ほど展望ポイントに行くことができますが、事前の下調べ無しではたどり着くことは難しいです。(まぁ、タクシーであれば行くことはできますが。)治安面は観光地では無いため、ちょっと勇気がいりますが、明るいうちに訪れておけば、まぁ大丈夫でしょう。周辺は高級住宅街ですので。
さて、ここからの夜景ですが、世界三大夜景のなかで最も情緒溢れる夜景でしょう。ここにたどり着くまでの労力も考えると、きっと生涯忘れることのない夜景になるでしょう。オレンジ色の明かりで間接照明のように街が照らされる様子は、穏やかで暖かい気持ちになります。
夜景を見に来る観光客は、ほとんど居ないため、存分に夜景撮影を楽しむことができます。ちなみにユーロスターを利用すれば、ローマから日帰りで夜景鑑賞を楽しむプランも可能です。夜景通ならチャレンジしてみたいプランですよね?
∥もっと詳しく...ポジリポの丘