夜景


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‖まえがき
 昼の景色からは想像のつかいないような夜の景色に、感動を覚えた経験はありませんか。また、夜景に甘く切ない想い出や、故郷や学生時代のできごとなどを思い出すことなどはないでしょうか。

 このように生活にも身近となってきた夜景ですが、日本人以上に夜景に親しみを持つ国民はいません。なぜでしょうか。これには大きくふたつの要因があります。ひとつは、島国である日本は地形的条件により、街と港と山が複雑に入り組んでいます。また人口密度も世界的にも高いため、山や高層ビルやタワーなどに登れば、街灯りが広がります。もうひとつは、他国と比べたときの治安の良さでしょう。海外において夜に山にある公園や、人気のない埠頭に出かける人は少ないでしょう。地域によっては夕方には公園のゲートが閉まるところもあるぐらいです。このことにより、日本人は他の何処の国よりも気軽に夜景を楽しめるのです。

 この日本独自ともいえる夜景文化の魅力を更に引き出し、このような夜景が身近にあることを知ってもらい、この夜景文化を継承していきたいという願いから、多くの夜景を愛する人の手によって「新日本三大夜景」と「夜景100選」が生み出されました。

‖目的
新日本三大夜景・夜景100選には、3つの大きな目的があります。

ひとりでも多くの人に、夜景の美しさを肌で感じ、そして感動を味わってもらいたい

 夜景のもつ魅力は写真だけでは伝わりません。実際にその場所に足を向けることにより、夜景本来の魅力を感じることができます。
 それは、単なる生で見る夜景と、写真を通じて見る違いだけではありません。夜景スポットまでたどり着く過程や、どのような気持ちで訪れ、誰と一緒に来ているかなど、様々な心理的な条件が相まって初めて魅力が生まれるのです。
 例えば、告白やプロポーズなど緊張した夜、夜景を眺めながら友人と語り合った夜、旅行中に家族みんなで夜景を眺めた夜・・・。このようなときに眺めた夜景は、何年後かに同じ夜景を見たときに、そのときの気持ちや想い出を鮮やかに蘇らせてくれます。


国、自治体、民間企業にも夜景の魅力を引き出してもらい、夜景による経済効果を生み出したい

 日本三大夜景である函館、神戸、長崎では、その都市や旅行業界が「夜景」を観光資源として活用しています。
 一方、まえがきでも述べましたが、この「夜景」は日本全国いたるところに点在しています。新日本三大夜景・夜景100選の制定目的は、これらの夜景を浮かび上がらせることにあります。もちろん、我々事務局も告知に力を入れていきますが、たどり着くべきところは、新日本三大夜景・夜景100選に選定されたことをきっかけに、それぞれの地元の役所や企業などによって、この夜景の魅力をさらに引き出し、積極的に活用してもらうことにあります。


夜景環境の保護と整備、そして訪れる人のマナーを向上させていきたい

 夜景にはプラスの要素ばかりではありません。いくら治安の良い日本といっても、女性同士でも安心して訪れることができる夜景は限られています。また、ゴミのポイ捨てなども問題視されてきています。
 このようなことを改善していくためには、ふたつのアプローチがあります。ひとつは、訪れる人自身のマナーアップ。この問題については、第三者が訴えかけるだけでは効果はあまり見込めません。我々事務局では、訪れる人が「表面的な夜景の美しさだけでなく、周囲の環境も含めた本当の意味での夜景の美しさを知って、ようやく環境問題に目を向けられる」と考えています。第三者からの押しつけではなく、訪れる人個々の意識改善によるマナーアップを目指します。もうひとつは、国と地元自治体、企業からの支援。新日本三大夜景・夜景100選に選定された夜景を活用していくためには、環境の整備は欠かせません。

‖事務局
 新日本三大夜景・夜景100選事務局は、2002年4月に発足した日本初の夜景活動団体です。本事務局の活動メンバーは、日本最大の夜景愛好者のコミニュケーションの場である夜景倶楽部(1997年9月発足)の有志によって構成されています。夜景倶楽部では、これまでに全国主要都市にて37回の交流会を開き、また夜景倶楽部が主体となって写真展を開催するといった活動を行っています。

2003年4月1日 新日本三大夜景 制定
2004年8月1日 夜景100選 制定

著作 新日本三大夜景・夜景100選事務局

  夜景倶楽部代表 縄手真人 [ nawate@yakei.jp ]