>   >   >  Bob's hill
気象条件が揃うことで、夜景と雪山の奇跡のコラボレーションを楽しめます。


















概要

女王が住むにふさわしい街「クイーンズタウン」は、世界的な観光地となっています。世界遺産のミルフォートサンド(フィヨルド)の観光拠点地や、良質なスキー場などにより、人口3万人の町に、年間130万人が訪れます。

そのクイーンズタウン最大の観光名所が、Bob's hill(ボブズ・ヒル)。標高730mの山頂には、スカイライン展望台と呼ばれる風光明媚な光景が楽しめるスポットがあります。

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世界で最も町の規模に比例しない夜景

クイーンズタウンは人口3万人弱。日本に当てはめると市ではなく、町や村の規模。それでも、この美しさ。町の規模に夜景が比例しないことを、証明する最もよい例でしょう。

なぜ、このような美しさとなるのでしょうか

それは、夜景の重要な要素。地形的条件です。第一に、町の背後に町を見下ろせる急斜面の山があること。そして、山や海や高速道路などの夜景を印象付けるアクセントがあることです。このどちらも満たしたクイーンズタウンは、町の規模以上の美しい夜景を楽しむことができるのです

さらに、背景に控える標高1974mのセシル・ピーク。この残雪が、より夜景をドラマチックに演出しています。



月明かりが、夜景を引き立てる

セシル・ピークの残雪と夜景のコラボレーションを眺めるには、2つの条件が揃う必要があります。

まず、トワイライトタイムを狙うこと。スカイライン展望台のあるBob's hillの裏手側に太陽が沈みます。すると、Bob's hillの陰になるのが、ちょうど夜景が光り輝くクイーンズタウンの町並み。一方、標高1974mのセシル・ピークには、まだ太陽の残光が照射されていることとでセシルピークが浮かびあがります。

もうひとつは、トワイライトタイム時間帯に、月明かりが頭上に輝く日であれば、ワカティプ湖が浮かびあがります。ネットで月の出を調べることができますので、旅行日程を決めるときに参考にしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、本撮影は2013年9月14~15日に行っています。取材中1日が晴天に恵まれて、このような写真を納めることができました。(南半球のため、この時期は桜が満開でした!)



アクセス・施設情報

アクセスは非常に良好で、市内中心部から徒歩10分ほどでロープウエイ(ゴンドラ)乗り場に到着。そして世界でも屈指の斜度37度の急斜面をロープウエイで上っていくと、スカイライン展望台に到着します。

山頂には夜景が楽しめるレストランもあるため、夜景が十分楽しめる時間帯まで夜間運転しています。詳しくは、公式サイトをご確認下さい。

2013年10月時点の情報です。

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