ナポリは、函館市の「函館山」、香港の「ビクトリア・ピーク」と並ぶ世界三大夜景の「ポジリポの丘」がある夜景名所。
今回紹介するヴォメロの丘は、ポジリポの丘から、約1時間(タクシーを併用すれば30分)の距離にある夜景スポット。ポジリポの丘と違い、深夜営業のレストランもあるため、週末にはポジリポの丘よりも賑わいを見せています。
世界三大夜景「ポジリポの丘」と比べると、夜景のパノラマ感、デザインの美しさでは流石に敵いません。ナポリ中央駅を中心として、市内中心部の夜景となりますが、メリハリが少ないのです。
ただ、これは「ポジリポの丘」と比べての話であり、イタリアで観光客が訪問しやすい夜景スポットとしては上位に位置します。特に国立サン・マルティーノ美術館と、煉瓦造りの坂道がアクセント。さら、夜景を眺められるベンチも多数あり、のんびりとできるのも特徴です。
ナポリの治安は、イタリア全土のなかでも良くない部類になるようです。特にナポリ中央駅の南側は異様な雰囲気がありました。(2015年4月)
ただヴォメロの丘があるヴォメロ地区は、深夜でも安心して行動できる雰囲気でした。私は地下鉄1号線のVanvitelli駅、ケーブルのPiazza Fuga駅、Morghen駅周辺を深夜22~23時頃に歩きましたが、治安に不安を感じませんでした。
ナポリ中央駅からアクセスするのであれば、地下鉄1号線 Vanvitelli駅から徒歩15分。ポジリポの丘からアクセスする場合は、地下鉄2号線 Montesanto駅からケーブルカーMontesanto線を経由してMorghen駅から徒歩10分ぐらいです。夜間でも外灯はありますが、地図がないと分かりにくいでしょう。
なお、ヴォメロの丘で夜景を楽しむのであれば、ヴォメロ地区にあるホテルに宿泊することをお薦めします。私はケーブルのPiazza Fuga駅に隣接したHotel Cimarosaを利用しました。ホテルの入口は分かりにくいですが、部屋は綺麗で快適です。なお、このホテルは24時以降のチェックインは厳しいのでご注意下さい。(チェックイン後は24時間出入り可能。)