カオルーンピーク（カオルーン山頂）は、九龍半島最大の夜景スポット。標高は522mと、ビクトリアピーク　スカイテラスや、sky100よりも標高の高い夜景スポット。観光地化されていないため、バスではアクセスできず、車でしか訪れることがでず、観光客にはハードルの高い夜景スポットです。

観光地化されてはいませんが、東屋や展望広場などがあり、地元では知られた夜景スポット。取材時には多くの若者がここからの夜景を楽しんでいましたので、遅い時間でなければ治安はそれほど心配ないでしょう。

カオルーンピークからは、鏡石山駅から尖沙咀方面に掛けての夜景を見下ろすことができます。高密度に建ち並ぶ超高層マンション群の夜景は、日本では見られない光景であり、その迫力にきっと圧倒されることでしょう。また、オレンジ色を中心とした夜景であり、暖かみのある夜景というのも特徴のひとつでしょうか。

東屋の裏手にある階段を上っていくと、30秒ほどで、カオルーンピークから東側の夜景を楽しめる展望広場があります。ここからは、多くのヨットクラブが集まる風光明媚な湾としられる「白沙湾（パクシャワン）」方面の夜景が望めます。トワイライトタイムであれば、白沙湾に浮かぶ島のシルエットが夜景に彩りを添えます。

ここはタクシーで訪れるか、もしく団体ツアーを造成してもらいツアーコースに組み込んでもらって訪れるしか方法がありません。私は、日本人貸切観光タクシーを利用しました。日本人が運営する貸し切り観光タクシーであり、6人乗りのエスティマで、3時間で750HK$とリーズナブル。なによりも、日本人という安心感が助かります。（ちなみに他社の専用車チャータ（日本語ガイド付き）では、4時間で2,800HK$です）

山頂までは、観塘駅（カントウ）から約30分。尖沙咀エリアからだと渋滞によって大きく時間が変わりますが、1時間ほどででしょうか。また、カオルーンピークからビクトリアピークはトンネル渋滞を加味して1時間ほどですので、併せて利用してみてはいかがでしょうか。