>  はじめに
サイトの目指すところ

当初はアクセス数を増やして露出度を高めること! これが目標でした。

しかし夜景倶楽部を設立してからは、夜景好きな人が全国から集まってくるようになりました。 これは、アクセス数が増えていくのはなく、夜景好きという人が増えていくのです。このなかでいろいろな方の意見に耳を傾けました。様々なメディアに取り上げられるようにもなりました。次第にこのサイトには単に夜景を紹介するサイトだけにとどまっていて良いのか。大袈裟かもしれませんが、このように感じるようになりました。

こういった変化の中で、いまこのサイトの目指すべきところを、次のように考えています。

どれも私だけではどうにもならないことです。環境問題についてはまるで理想論かもしれません。しかし、夜景倶楽部のみなさんや、当サイトをご愛好下さるみなさんと一緒なら、少しづつ実現に向けて進めれると感じています。



サイトを創ったきっかけ

なぜ夜景に興味を持ったの?

 よく私に質問されるフレーズです。私が初めて夜景を見たのは大学1年目のときです。それまでは「夜景」というコトバすら知りませんでした。このときは友達のクルマで男女数人で神戸の夜景を見に行きました。大学時代にありがちなパターンですよね。「なるほど、つまりここでみた夜景に感動したのがきっかけですね。」 いやいや、それは違います。

夜景ってデートコースに最適じゃない? もっとたくさんの場所を知りたい。互いにクルマをもった親友同士だったこともあり、夜はドライブすることが多く、お金の掛からない夜景スポットへ足を運ぶことが多くなっていたようです。そして、いつしか親友4人で夜景をみることが多くなってきました。

当時はインターネットもない時代。情報誌をみても、誰でも知っているような代表的なスポットや高層レストランからの夜景ばかり。お金のない学生には高層レストランは無縁のゾーン。有名なスポットはたくさんの人で溢れかえっていて、デートコースとしては今ひとつ。このような状況が、我々を自然と夜景を探させるようになったようです。


夜景探索の楽しみとは

等高線が刻まれた地図を大学の図書館でコピーしたり、道路地図をコンビニで立ち読みして夜景の見えそうなところ日々探していました。目星をつけたら、あとは行動あるのみ。道が細すぎて通ることができないところや、周りが木で囲まれ幽霊がでてきそうなところなどにたどり着いたりもしますが、3回も山道を登れば、1回は夜景が見えたりするものです。さらに10ヶ所夜景をみつければ、そのうち1ヶ所は想像を絶する夜景スポットだったりします。

この道を進んで行けば、夜景が見えるかも知れないぞ・・・、たどり着いた先で夜景が見えたときの感動。このような出来事は今でも忘れることができないほど、印象に残っています。


夜景ガイドブックへの道のり

このような夜景生活を繰り返しているときに、親友のひとりが卒業記念に「夜景ガイドブック」を創ろうと考えました。ここからが、本格的な夜景活動の始まりでしょうか。

当然の事ながらガイドブックには夜景の写真は必須。でもどうやれば夜景を撮れるのだろうか?

当時は夜景撮影をしているひとも珍しい時代。恥を惜しんで、大学の写真部のドアをノックして、「夜景はどうすれば撮れるのですか?」そこで初めて一眼レフ、レリーズというコトバを聞きました。カメラは親友が親から借りてきて、近くの夜景スポットで何回も撮影しました。初めは現像してみると真っ黒か真っ白の状態プリントが返ってきましたが、次第にコツがつかめるようになりました。

もちろん夜景スポットの雰囲気や夜景タイプの分類など事細かにレポート。・・・1年後には関西・関東で62ヶ所の夜景スポットが集まりました。


挫折と方向転換

いよいよ製本フェーズへ。でも、いくらかかるのだろう? 図書館で調べました。自費出版、オールカラーで200万円 一人あたり50万円の計算ですね。学生にはとても捻出できる額ではありませんでした。

もっと、コストを抑えることはできないものだろうか。そこで、浮かび上がったのはCD-Rです。CD-Rは、今でこそ100円ショップでも売っていたりしますが、当時は1枚1,000円の時代です。ライティング機材も10万円以上しました。しかし、自分でオリジナルCDを作れるなんて、おもしろそうですよね。もう飛びつきました。半年ほどですべてをデータ化して、試作品が完成!


販売の難しさから、ネットへ

商品ができれば、次は販売です。でも、どうやって売っていけばよいのでしょう。まずは、「ビラ配り」を大学正門前、学生マンションなどに600枚配りましたが、効果は全くありませんでした。そこで、浮かび上がったのが、郵便局振り込みでのネット通販。きっと自作CD-ROMのネット通販は初の試みでしょう。

しかし、そんなにたくさん売れないものです。せっかく苦労して集めた情報。人に見てもらわなければ意味がない。売るのはやめて、ネットで情報公開してしまおう!

長くなりましたが、このような経緯でこの夜景サイトが誕生しています。